人はいくつになっても恋をしていたいもの。
「恋をしている人は、いつまでもキレイ。若々しい」とも言われていますよね。
好きな人ができると、生活にハリが出たり、幸せな気持ちで過ごせたりと、まさにいいことずくめ!
「でも、私(僕)は既婚者だから…」と、自分の気持ちを押さえ込んでいませんか?
アンケート調査では、既婚者の7割以上が「婚外恋愛に関心がある」というデータも出ています。
きっと想像以上に多いですよね。
配偶者以外の人に恋心をもつことは、おかしなことでも否定すべきことでもないんです。どうか、自分を責めないでくださいね。
目次
夫(妻)以外と恋愛してはいけないと言われている理由
それなのにどうして夫(妻)以外との恋愛がダメといわれているのでしょうか?
最もわかりやすい理由としては、1898年に日本で婚姻制度が定められ「結婚したら、他の人とは恋愛してはいけません」と決められたことがあげられます。
しかし、これはあくまで人が決めたルールです。歴史から考えると、ごく最近生まれたもの。
それに、人の気持ちや心をルールで縛るなんて、ちょっとおかしい話。
そもそも恋は、心から湧き上がってくるもの。既婚者が、配偶者以外の人を好きになることも自然なことです。
「婚外恋愛」したいのに踏み出せない理由は?
本心では婚外恋愛を求めていても一歩が踏み出せない…。
その理由について、一緒にみていきましょう。
理由1.家庭を失うかも知れないから
婚外恋愛をすることで、得られる特別な幸せがあります。恋愛中にしか味わえないときめきや異性として求められることの幸福感。
しかし、婚外恋愛をしていることが配偶者に気づかれてしまった場合、状況によっては、離婚を迫られるケースも。婚外恋愛に興味があっても、離婚や別居の未来を想像してしまい、家庭を失いたくない気持ちが勝ることで、自分の心にブレーキをかけてしまう人もいます。
理由2.大切な人を傷つけてしまうから
配偶者への恋愛感情がなくなっているとはいえ『家族愛』『尊敬』『戦友』『情』など、恋愛とは別の思いが残っていることも多いもの。大切な存在であることには変わりない人もいるでしょう。
大切な人を傷つけてしまうくらいなら、と自分の恋愛感情に対して見て見ぬフリをしたり、諦めたりする人もいます。
理由3,世間体が気になるから
夫(妻)以外と、恋愛を楽しみたい!と思っているものの「もしも友人や同僚に見つかったとき、どう思われるのか?」「近所の人の目が気になる」など、周囲の目が気になる人もいます。
自分の意見や気持ちよりも、周りの人の気持ちを優先してきた人に多い考え方です。
自分の人生を犠牲にする必要はない
婚外恋愛したいのに踏み出せない理由、いかがでしたか?
思い当たる内容もあったのではないでしょうか。
人は、今がどれだけ大変な状況だったとしても、新しいことにチャレンジするよりも、現状維持を選ぶことが多いそう。
思い出してください。今の配偶者と、結婚する前のこと。
恋人時代には、ときめいたり、お互いを大切に思いあったりしていたのではないでしょうか?
しかし、家庭を築いた今は、単なる現実の繰り返しです。
妻なら
- 子どもを育て、毎朝夫を送り出す
- ワンオペ育児
- 仕事と家庭、子育ての両立 など
夫なら
- 仕事と家の往復
- 妻は子ども最優先で、自分への関心ゼロ など
このような毎日が続くことで、「自分の人生を犠牲にしているのでは?」と感じる人も多いようです。
しかし、近年、「自分らしく生きる”」「結婚しても輝き続ける」といった言葉を聞く機会も増えました。
同じ既婚者でも、とても楽しそうに暮らしている人がいる一方で、
「自分は本当にこれでいいのか」「選択を間違ったんじゃないか」と心がざわっとした人もいるのでないでしょうか。
ときめきや恋する心を失ったまま、残りの長い人生を過ごしていくのは、とても辛いもの。
夫(妻)に対する恋愛感情が少なくなるにつれ「婚外恋愛がしたい」という気持ちが湧き出てくるのも、人として自然なことです。
そんなときは、夫婦間で率直に話し合ってみるのもひとつの方法です。相手も、同じ悩みを抱えているかもしれません。
国が「婚外恋愛はNG」と言っているとはいえ、夫婦の問題は夫婦で話し合うことが大切。
自分たちがより幸せに暮らせるよう、自分たちでルールを決めましょう。
【まとめ】
人類の歴史からみても、いつの時代にも、恋は美と若々しさをもたらしてくれていました。
一方で日本で婚姻制度がつくられたのは、1898(明治31)年。今からほんの120年ほど前のこと。歴史の長さから考えると、かなり最近のできごとです。
国は「結婚相手以外の人と恋愛してはいけない」と定めましたが、よく考えると、人の感情を国がルール化するのはとても不自然なことです。
もちろん、今の夫婦生活に対し、違和感がなければ、国が決めた「夫婦像」を受け入れるのもアリ。
しかし何らかの違和感があるなら、その気持ちをムダにせず、夫婦で話し合い、自分たちが納得できる方法を自分たちで決めることが大切なのではないでしょうか。